「退職後はキャンピングカーで気ままな旅」
ー札幌市 Kさんー

退職後は車で国内旅行を楽しもう。
こう思ったのは20代の時に軽自動車(360cc)で中途半端な日本一周をしたこと、
退職前の数年間は仕事が忙しくなりヨットでの旅行が困難になったこと等が動機でした。

手作りのキャンピングカーは魅力的ですが、手先は不器用、加えて暇も経験もありません。
経済的な困難はあるけれど、手軽に計画を実現するため市販車の購入を考えました。

資料収集や展示会で車を見学し、街中で見過ごしていたキャンピングカーにも関心を持つようになりました。

旅の発想がヨットと共通点が多く、この期間は期待で夢が膨らみ楽しい時間を過ごすことができました。

購入に際して長期旅行を想定し、国内ビルダーが制作した車と
親身になって相談に乗ってくれる販売店が近くにあることを条件としました。

注目した車は、バンテック社のベガでした。
最初に訪れた販売店はトライエックスです。
吉田社長と話をすると最初から人柄の良さが伝わってきました。
この時、国産車とする理由を聞かれ故障の対応やメンテナンスで外国車より有利になると答えた記憶があります。

キャンピングカー購入は退職5年前でした。
1メートル嵩上げしたカーポートに車が入るか疑問でしたが、
納車時に社長自身が狭い所に車を入れてくれ解決しました。

幅ぎりぎり、坂道に直角の位置に建っているカーポートのため、慣れるまで苦労しましたが大型のバックミラーとバックアイカメラは強力な助っ人となりました。
ベガには発電機と電子レンジをつけてもらいました。
追加したのはアマチュア無線機、カーナビ、テレビ、ミニコンポなどです。
その後、日曜大工で若干手を加えたり、冷蔵庫の廃熱部分にファンを追加したりしました。

キャンピングカーに乗って気づいたことですが、
車の改造を楽しんでいるオーナーや古い車を大切に乗り継いでいる方が大勢います。
インターネットのホームページやブログで情報発信している人も多く、
この世界は幅広く奥深いものがあります。

車に慣れない時の失敗談もあります。
外部電源コードを外さず出発したり、歩道との段差で排水口をもぎ取る、テーブルの上に人が落ちたりしました。

しかし、自分で修理できるのがキャンピングカーの優れているところです。
在職中はすぐ職場に戻れる範囲で、家族や友人と道内を中心に走りました。
以前のキャンプと言えば、人のいない海岸や熊の出るような山中でしたが、
キャンピングカーは基本的に都会生活が合っているようです。

昨年春退職、慣れ親しんだベガで妻と九州を中心に約一ヶ月間の旅をしました。
当初、週に一度は旅館泊を考えましたが、道の駅やキャンプ場に泊まり、
一度も旅館は使いませんでした。

日中は観光地や博物館等の見学、夕方は早めに宿泊地を決め土地の食材を楽しみ、夜はゆったりと時間を過ごしました。

この旅で調理道具や小型洗濯機など持参しましたが、多くは必要ありませんでした。
キャンカー旅の醍醐味は、思いついたらすぐに行動できることです。
携帯は緊急連絡のみ。

今年は豪雪でしたが、その間密かに雪解け後の旅を夢見ていました。