ジルと娘と主人と私
ー札幌市 Nさんー

2歳になる娘が元気に飛び跳ねている。
主人は何やら電圧の部品を取り付けている。
私はコーヒー片手にお気に入りの大きな窓から海を眺めている。
日常のストレスを忘れさせてくれる大好きな時間である。

ジルに乗って早2年。
思い返すと、参考までにと寄ったキャンピングカーフェスティバルで 
この車に一目惚れをしたのは主人より私であった。

キッチン下に大きな鍋が二つは楽に入る。
引き出し収納に驚き、車内を飾る曲線美のウッドの棚の数々はたっぷりの収納力。
大きな冷蔵庫に温かいシャワー等々、私の頭の中である思いが走った。

この車なら、娘にいつでも手作り離乳食が作れる・・・
お昼寝も充分に取らせてあげられる・・・
チャイルドシートにずっと縛り付けることなく広々と遊ばせることが出来る・・・
私の母親としての気持ちが大きく動いたのを覚えている。

今では、野菜嫌いの娘に作ったみじん切りの野菜たちが冷蔵庫で今か今かと出番を待っている。

週末の一泊二日の車中泊は、冬でも風邪も引かず、あちこちに足を伸ばしている。
室内の乾燥には湿度を常に気をつけて加湿器を使ったり、濡れタオルを活用したりして過ごしている。

唯一心配だった足回りの弱さは、主人が強化してくれたので、私と娘で近くのスーパーはもちろん、
夏場は支笏湖までドライブも珍しくはない。

周りの人が、ドライバーの私を見て「へぇー」という表情をするのにも慣れてきた今日この頃である。

よく、「キャンピングカーに乗ってお金持ちねぇー」という言葉を言われる度に
頭をよぎる言葉。「物より思い出」・・・車のCMの言葉だったように思うが・・・

この車から生まれる思い出は何より私の将来の大切な宝となるであろう。